yokobeexxx’s diary

国際協力を目指す大学院生の挑戦についてつらつらと書きます。

僕の初恋

こんにちは

 

よこびーです

自己紹介で『モテたくて好きだった昆虫採取を辞めて、モテたくて海外ボランティアを始めた』と書いた通り、喉から手が出るぐらいモテたかったのに全然モテない学生時代でした。

第一志望だった男子校の学習院高等科をモテたいという理由で直前で蹴って、共学の中央大学杉並高校に入学するほど渇望してました。

 

そんな僕の知る人ぞ知る黒歴史確定の初恋エピソードについて書こうと思います。

 

 

 

それは小学6年生の頃、当時の僕はモテるモテない以前に妹以外の女子としゃべったこともないレベルで、1時間目から5時間目までひたすら消しゴムにマジックで落書きをすることしか能のない超絶インキャでした。

そんな僕に唯一話しかけてくれた女子が後ろの席のNさんです。

 

消しゴムをいじるだけが取り柄でした。

髪型は寝ぐせで鳥の雛が住めそうなぐらい荒れ狂ってるました↓

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おまけに宿題の計算ドリルの提出を3か月滞納してしまう本当にどうしようもない小学生でした。

こんな僕に話しかけてくれるなんてありがたやぁ!!!

なんて謙虚なことを当時の僕は思わず

 

 

   絶対あいつ俺のこと好きじゃん!!!キタコレ!!

 

とか思っていたわけです。

 

 

 

 

実際その子は僕のことを好きでいてくれたらしいのですが、当時女子とちゃんと喋ったことのない僕は女子としゃべる際のモラルやデリカシーというものを一切持ち合わせていませんでした。

これっぽっちも。

 

なので相手の気持ちも考えず

『ねえ!!!!!好きな人いるの?!?!?!』

とか

『絶対俺のこと好きじゃん!!!』

とか

『好きなら俺の算数ドリル代わりにやってよ!!』

 

と意味不明なことをけっこういっぱい言ってしまいました。

 

よく小さい男の子は好きな子にはよくちょっかいを出すと言いますが、振り返ると我ながらきもちわるいなぁと思います。

 

 

ある日Nさんに呼び出されて、あ、これ俺ついに告られるやつやん、と待ち合わせ場所の階段の踊り場へ向かいました。

そして期待とは裏腹な言葉を告げられました

 

 

『もう全然好きじゃないからちょっかい出すの本当にやめてくれない?』

 

自分のせいなのに泣きそうになりました。

 

 

 

『違うんだよ。本当は俺もほんとうはNのこと好きなだけで、、、、、ちょっかいかけてごめん!!』

その言葉を伝えることもなく、無慈悲にもその日の5時間目に席替えが起こった。

それからNさんとは喋らなくなり、

 

こうしてこの物語は幕を閉じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ように思えた矢先、奇跡が起きました。

 インフルが流行っていたある日の図工の時間、僕の前に座っていた3人程がインフルで全滅して席を前に詰めることになり、奇跡的にあの子隣の席になったのです。

先生が前に詰めてと言った瞬間から僕の心臓はバクバクだった。

インフルあざっす!!!

 

いくなら今しかない!!!

しかし横尾昂志12歳、生まれてこの方告白なんて一度もしたことがなかった。

しかも授業中、よりにもよって図工の時間に告白なんてしたら、親の教育が疑われるに違いない。

 

でもチャンスは今しかない

長く待った。もう一度話したい。

 

考えた末に僕の口から出た言葉は震えていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『消しゴム忘れちゃった。貸してくれない?』

 

久しぶりに聞くあの子の声は怒っていなかった。

『いいよ』

 

考えた末に僕が出した結論、誰にもばれることなく、それでも自分の想いを伝える方法、

それは借りた消しゴムのカバーを外しそこに書くことだ。

震える手で好きです、という4文字を書きカバーを付けて返した。

 

どう思われるのだろう

また本当にやめてくれないって言われたら悲しいな

そもそも消しゴムのカバーを外すなんてことがあるのだろうか

気付かなかったらそれもそれでいいのかな

 

いろんな思いが脳内を駆け巡り2時間目から5時間目はあっという間に過ぎ去った。

 

 

 

あぁ、きっと気が付かなかったのだな。

そう思って掃除当番をサボって帰ろうとしたら呼び止められた。

 

俺は今掃除する気分じゃないんだよ帰らしてくれよ

でも振り返った先にいたのはその子だった。

 

もしかして私の消しゴムに書いた??

 

その翌日から僕とNさんとの♡交換日記♡は始まったのだ。

 

 これを読んでいる小学生男子へ

 

好きな子にはちょっかいを出したくなる気持ちは分かる。だけどそんなことするよりもストレートに好きだと伝えたほうがいいよ。

 

これを読んでいる小学生女子へ

 

好きな子にちょっかい出されても嫌なときがあるかもしれないけど本当はそいつ、お前のこと好きなだけかもよ

 

 

上小岩小学校6年2組39番 よこおこうじ

 

 

 

 

 

そしてこの話には続きがあります

そのあとなんやかんやで素性がばれたことでもちろん振られてしまったのですが、その時パーーーーーーっと発散したくて、今でこそそういう感情はお酒をバカみたく浴びれば発散できるんだけど当時12歳だった僕にはそのすべがなくて

腹いせに

自分の家の屋上で♡交換日記♡をパーーーーーっと燃やしました。

煙で警察が来ておじいちゃんにめっちゃ怒られました。

 

 久しぶりに小学校の卒業アルバムをみて懐かしくなって思わず書きました。