やあご無沙汰、皆さん元気か。よこびーだ。
2年前にJICAに入構して怒涛の日々を送っててブログの更新が滞ってしまっていましたがふとリスタートします。そしてふと書かなくなります。
飽きっぽいのが私の個性なのです。
JICAインターンの応募時期、東大国際協力学専攻の応募時期に増えるブログのアクセス数に応援されていました。見てくださっている皆様ありがとうございます!
さあ、本記事ではタイトルのとおり、
について語ろうと思います。
・2年間で感じたJICA業務のやりがい
2年間で感じたJICAの業務のやりがいはたくさんありますが私が特に言いたいのは以下3点です。
順に語っていきます。
①総合格闘技に似ている。
なんていうと物騒ですよね。JICAの仕事って殴ったり蹴ったり、関節極めたりするのかな。。。って思ってJICAから離れないでくださいね。それで新卒採用の倍率が激減したら僕のブログは閉鎖されてしまうかもです笑
何が言いたいかといいと、各々の持つ個性をなんらかの形で仕事に活かせるのがJICAなんじゃないかなって思っています。
情報収集力、仲間を作る力、瞬時に効率のいい動き方を算出する力、純粋な体力、旺盛な食欲、丁寧に対応する優しい心、復習をする力、準備力、担当国を愛する力
5億円の水資源管理の技術協力があり、150億円の財政支援の円借款があり、45億円の道路建設の無償資金力があります。
一つ一つの案件に地域の視点、課題の視点、スキームの視点で多くの関係者が関わるためその分求められる力がフワッとするのです。ここでフワッとするとはプラスの意味で言ってます。
フワッとした状況なら上で述べたような(もしくは述べていなくて)何かしらの自分持っている能力を活かせるところがあるのです。
僕は情報収集する力や、正確に最適解を導く力などオーソドックスに求められる力は乏しいですが担当国を愛する力、仲間を作る力、純粋な体力、旺盛な食欲には恵まれております。
総合格闘技で言えばジャブもストレートも弱いけどとび膝蹴りと腕ひしぎ十字固めでゴリ押すキャラです。
なんていうか各々のキャラや個性を活かして、それを途上国のために役立てられる場所なんだと思います。
JICAはどんな個性も活かせるし、みんなに活躍の場所があって向いていない人はいないと思います。
新卒採用でも人間力的なものが求められると謳われているとおりです。
いろんなタイプの人がいて学ぶことは多いです。
ただし、人間力は人から教われれるものではないのでそれに関しての教育は画一されていなく、主体的に考えて学ぶ必要があると思います。
まあ、JICAの業務は多岐に渡り、私が経験していないものもたくさんあります。人によってどこにやりがいを感じるかは違うのでぜひ色々な人の話を聞いてみてください!
次のやりがいは
②夢を語れる
ということです。
数字で縛られるわけではなく、途上国のため、日本のためという理念に縛られるのがJICAです。
予算管理などの観点で数字を追うことはありますが、判断基準は"その国際協力に筋が通ってるかどうか"です。
一つ一つの案件に個別背景があり、一括の決断を下すことが難しいためその都度その都度途上国のためになるのか、JICAとしてやる意味があるのか、税金を投入するに足る事業なのか自問自答し、他の部署や外務省と問答することになります。
ピンチの時に熱い夢を語れるし、そうすることが求められるのがJICAの仕事の恵まれた部分だと思います。
もちろん上述した部分は議論の入り口に過ぎず、そこからテクニカルな議論が永遠繰り広げられたり、また根本に立ち返ったりはしますが、
そうやって日頃から夢を語れるし、夢を語ることが求められるのがこの仕事の恵まれているところだと思います。
入構考える皆様、ぜひ夢を語る準備をしておいてくださいね。
夢、語らなくても仕事はできますが語った方が自分も周りもきっと楽しいですし。
私は途上国政府の人に自分がどれだけその国のためを想うが伝わって、信頼を紡げる存在になりたいなって思います。
③自分の進化がその国のためになる。
これは私の先輩の受け売りですが、JICAの仕事はその国について詳しくなる度、自分の能力が高くなる度、その国のためにできることが増えます。
僕もそう思います。こんな職業なかなかないです。
例えば1日に読めて理解できる文字の量が倍になれば、例えばスペイン語のレベルが2段階上がればそれだけ多くの案件をマネジメントできるようになります。
学生の頃はたくさん勉強して世界の課題を知ってもそれにアプローチする術がなくてもどかしかったですが、JICA職員にとってその国の現状や課題に詳しくなることはそのままその国への貢献に直結します。ずっと途上国の役に立ちたかったのでそれが嬉しい。
以上!私が感じたJICAの仕事の面白さです!
入構前は開発コンサルタントやNGOとの比較においてのJICAの魅力をたくさん考えましたが、入構してみて思うJICAの魅力は何かと比べた時ではなく、いつだって肌寒い夜道を歩いている時にふと思い浮かぶものでした。
さて、おまけ程度に私の好きな恐竜を3種類紹介します。
・私の好きな恐竜ベスト3
第3位 スピノサウルス
横尾作
ジュラシックパークⅢに出てきた背びれのある肉食恐竜です。背びれは「威嚇や異性へのアピールをするためのディスプレイ」説と「浮力のある水中での姿勢を安定させる機能」説が有力視されています。
最大で18メートルほどになる巨体でワニに似た顔をしてイケメンです。アフリカ大陸に住んでいたそうです。
第二次世界大戦の空襲でドイツに保管されていた全体化石が破壊されてしまったのです。戦争の禍々しさを象徴する恐竜として第3位にランクインです。
2014年のシカゴ大学の研究では体がでかすぎて二足歩行できなかったため、頭骨の形状から魚を主食としていたこと、全体骨格から陸上での二足歩行に適さず水中での生活を余儀なくされていたことが推定されています。
ジュラシックパークではティラノサウルスをボコしていたけど、実はそんなに強くないの説あり。
ティラノサウルスとスピノサウルスどちらが強いかは地球の歴史に刻まれた、永遠の浪漫ですね。
スピノサウルス(Spinosaurus) | 恐竜図鑑 (kyouryu.info)
第2位 クリオロフォサウルス
体調6~8mぐらい体重400~600mぐらいで(筆者8人分)と中型の肉食恐竜ですが特筆すべきは、
頭に生えたアホ毛みたいに逆立ったトサカです。幼いころ私はこのトサカを反骨精神の象徴ととらえ、大変感銘を受けたのを覚えております。
南極で発見された最初の恐竜で、極寒でも生き抜く忍耐の心を感じます。
忍耐力と反骨精神を兼ね備えた(と私が勘違いした)クリオロフォサウルスが堂々の2位です。
クリオロフォサウルス(Cryolophosaurus) | 恐竜図鑑 (kyouryu.info)
第1位 サウロファガナクス
さて堂々の1位は・・・・・・・・
サウロファガナクスです! ジュラ紀(ティラノサウルスのいた白亜紀より一個前の世代)の恐竜で同時期にいたアロサウルスの近縁ですが、体長は10~15メートル程度、体重は3~4トン(筆者43人分)とアロサウルス(体長7.5~12メートル、体重1~3トン)よりも一回り大きいです。
なんといっても名前がかっこいい!!
「(Saurophaganax)爬虫類を食べる王」を意味し、恐竜の頂点に感じられ幼いころの私には最高にクールに思えました。
ネットで情報を調べると私の妄想かというくらい情報が少なく、そんな恐竜を知っていることの優越感にも浸れる恐竜です。
好きなことを好きでいる間、人は無敵なので恐竜への愛も発信していきます。
では今日はこの編で、Adios!!!!