yokobeexxx’s diary

国際協力を目指す大学院生の挑戦についてつらつらと書きます。

私が開発コンサルを受ける時に推していた自己PR~就活体験記③~

 

導入

どうもこんにちはよこびーです。

 

国際協力業界で就職しようとしたら選択肢の一つとして現れるのが、開発コンサルタンツです。

JICAから案件を受注し、プロジェクトを実際に回していく人たちです。

技術職では一つの専門性を尖らせて、現場レベルで活躍していきます。

道路、橋梁、上下水道などのゴリゴリの土木系、理系の分野

農業や、自然環境保全、防災など理系ベースで文系の知見が求められるもの(いやそれでも超むずいですけどね)

社会開発、教育、保健医療など文系メインの分野

などがあります。

文系メインの分野は社会人採用の比率が高く、受ける場合も社会人と1~3枠ぐらいを争うみたいな所感です。

 

業界全体として新卒を海外事業に携わらせていこう、文系でも理系分野の技術職をできるようにしていこうという流れはありますが、海外事業に新卒で携われるのは若干名、文系ならなおさら、よっぽど優秀でない限り国内で経験積んでから海外という流れになると思います。

 

逆に言うと海外に関心がある人が最初は国内でもいいって思えるくらい興味のある分野が、極めていくべき専門性なのかもしれませんね。

 

僕はその基準で分野を絞り、農業(3社)、上水(2社)、廃棄物(1社)、環境(3社)を受けました。また、全てに海外をやりたいと言っていました。

最も、大学での研究との親和性は凄くみられるので本来であれば、大学で研究している分野に絞るのが適切ではあると思います。

僕の場合は、環境分野がない会社があったこと、環境以外も国際協力全般に興味があったのでこのようにしました。

結果は、環境で一社内定を貰い、環境と農業で2社はJICAに内定を貰った後に途中辞退、他はすべて面接で落ちてしまいました。

ですが、開発コンサルを受ける過程で一つ一つの分野に向き合い、知識を深めたことはJICAの選考で一気に活きたと思っています。

 

ちなみに僕のスペックはこんな感じです。

NGOでの海外ボランティアで5カ国で活動経験

大学:MARCH 教育学

大学院:東大 国際協力学 森林減少と所得の関係の研究

研究では統計ソフトとGISという地理情報解析のソフトを使っています。

この二つが使えることは防災や農業、上下水、環境など多くの分野で使える汎用性の高さがあったのも複数の分野に挑戦した理由です。

まあ僕が使いこなせてるかはさておき、使えてることにしていました笑

 

実際競争する相手は相当ハイスペックだと思います。

学部から院まで1つの分野を極限まで極めてて、尚且つ留学での海外経験があるやつはざらにいます。

これを見てるあなたもすでにそうかもしれませんね笑

 

僕は1つの分野の専門性が突出しているわけでもなく、留学経験があるわけでもなかったので、いかに開発コンサルタントに求められる能力を知り、自己PRでその能力を示すかに重点を置いていました。

そんな僕がメモってた開発コンサルタントに求められる能力15選を当時書いたものそのままにコピーペーストします。

新しくまとめるのがめんどくさいだけなんですが、笑

 

全てが正しいとは限りませんが、何度も開発コンサルのセミナーに足を運び、何度もOB訪問して、実際に業務体験をする中で感じたことです。

今思えば被っているものもありますがご容赦ください笑

 

自己研鑽する力

→専門性は勿論だけど、地域の知識、語学など、その人だけのオリジナリティがあることでそのプロジェクトをより良いものにすることができるから

そもそもプロジェクトの入札時にプロジェクトメンバーの資格や能力が考慮されて、案件を取れるかどうかが決まるから

また、専門性は時代のニーズに合わせて変化していくものだからその都度学ぶ姿勢も必要

 

 

②粘り強さ

→途上国では基本的に上手くいかない。JICAや相手国政府など関わるものが多いし、それらは動かしづらいものばかり。粘り強く自分の芯を持って働きかけることが必要になる。

 

③課題を知覚し分析する目敏さ

→国際協力の現場最前線にいる開発コンサルタントが現地の課題が何なのか知らなきゃならない。そしてそれをJICAに提案できることで更に細かく、現場のニーズを捉えた課題を解決できる。

 

⑤予想外の出来事に対応する力

→対応方法はなんでもいいけど、楽観的にだろうが冷静にだろうが、なんでもいいけど、とにかくトラブルにもまれてもやり切る力

トラブルシューティング

 

⑥発言力

→リーダーとしての発言力ももちろんだけど、気が付いたものをチームに提案する発言力は絶対必要。提案した上で通らなくてもチームに貢献する力

基本的に資格、プロジェクトの経験を積めるベテランの意見が強くなりやすい中でしっかりと自分の意見を言える必要があります。

 

⑦当初の決められていたものに固執せずに革新的に考える力。

→JICAの上流レベルで決まったことには政策的な色も強いため、現場のニーズとの乖離が起こることもある。その乖離を埋められるのはコンサルタントだから。それこそコンサルタント醍醐味だし存在価値でもある。

 

⑧専門性を現場に適応させる応用力

→国ごと、プロジェクトごとで専門性の使い方が変わっていくから、

 

⑨相手の目線に立ちそれでも必要なものを提案する力

→技術の移転側、制度の移転側、そこで暮らす人の立場、一緒に働く人の立場、JICAの立場に立つ力。また、他者の視点に立ち、共感しすぎると新しい提案ができなくなってしまうこともある中で、しっかりと自分の主義主張、立場を持つ必要がある。

⑥の発言力にも通ずることですね。

 

⑩体力

→分野に因るけど、環境は1か月ごと、農業は1~3か月、上下水道は3か月と、大規模インフラだと半年の現地赴任があるらしい。そりゃ体力勝負ですよね。

現場を重んじる以上移動も多くなりますしね

 

⑪時間内に最善のものを提出する力

コンサルタントは納期が命だから。プロジェクトの成果品は期日までに確実に提出しなければいけない。

(これはたぶん全ての開発コンサルタント満場一致で同意だと思います。開発コンサルタントに必要な能力はなんですかと聞いてこれが帰ってこなかったことがないぐらい当たり前に求められる資質です。)

残業が多い理由でもあると思います。

 

⑫マネジメント力

→総括として入った場合は勿論だけど、チームのメンバーと調整する力

開発コンサルのチームをマネジメントする機会、現地のカウンターパートをマネジメントする機会などいっぱいあります。

マネジメント力が何か、いまだに僕はわかっていませんが笑

 

⑬人当たり☆

→クライアントから好かれるキャラクター。相手国政府にも、JICAにも、それ以外にも大なり小なり良好な関係だと物事を進めやすい。もちろんJV(ジョイントベンチャーという2社以上で一つのプロジェクトにアサインする方式)したときの他社の人ともね

 

全体最適を図る力

→その国としての利益、自分の目先のやりたいことに囚われずに現実思考で全体最適を図る必要がある。また、チームで動くのでチームでの全体最適を図るべき

利益だけを考えたらプロジェクトが終わった後の現地のことなど、想像したりする義理はないのですが、そこは国際協力を志す以上、自分たちが手を引いた後如何にその国の現状が好転していくか、広い視野で考える必要がありますね。

 

⑮分野を横断する力

→総括として入った場合には絶対必要になるし、それ以外のときでも分野を横断して考えることで専門性が実世界に活きるかどうかが決まる

途上国の課題が複雑になればなるほど、一つの分野では解決できなくなってくるから

 

こんな感じですね。

眠くて目がしばしばするのでこの辺でいったん寝ます。

おやすみなさい。また明日。

 

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こないだ食べたティラミス、インスタにあげ忘れたのでここにあげます。