yokobeexxx’s diary

国際協力を目指す大学院生の挑戦についてつらつらと書きます。

アレキス現る(ペルー放浪記第6話)

地球の裏からこんにちは!
どうもよこびーです!


前回に引き続き暫し僕のヘラクレスオオカブトを追い求める旅にお付き合いください。

yokobeexxx.hatenablog.com

 

さて前回、一日中探してもヘラクレスオオカブトを見つけることは出来なかったとお伝えしましたが、手ぶらで帰ったわけではありません。

本命は手に入れることはできませんでしたが、サイカブトというなかなかに見たかった昆虫を捕獲することに成功しました。

 

俺的ペルーで見たい昆虫ランキング32位です。
普通に日本のカブトムシのがでかいしカッコいい。

さて、何事も熱心にやっていれば人の目に留まるものですね

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ということで村の長、フェルナンドから「君は昆虫が好きなのかい?」と声をかけられました。

「好きも何も昆虫は僕の人生そのものですよ」と答えるよこびー
我ながらさすがに盛ったな
昆虫は人生そのものなんて、よっぽど昔、昆虫に助けられたことがあるか、もはや本人が昆虫そのものな場合くらいなものだ。

フェルナンドが問う
「どんな昆虫が好きなんだい?」
よこびーが答える
「ビートル(カブトムシ)です」
続けて言い放つ僕の欲しい昆虫を
ヘラクレスビートル」
「Aha?」とフェルナンド

ヘラクレスでは通じなかった

 

仕方がないので手でヘラクレスっぽい形を作りながら

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「世界一大きいカブトムシで黄色い羽根の、、」と説明する


「ああ!アレキスか!それならここでも見れるし、もし見つかったら捕まえて君に見せるよ!」と彼が答える

「ありがとうございます!!!」

どうやらヘラクレスオオカブトは現地語でアレキスというそうだ。
なんともカブトムシの王に相応しい堂々としたカッコいい名前だろう

村長が見つけてくれるのは心強いが極力自分で捕まえたい
さあ、村長と競争だ!!

取り合えず今日は疲れたので寝る


翌日、オウムの檻を掃除していると赤の他人がKOJI!KOJI!と呼んできた。
フェルナンドがアレキス捕まえたんだって!!

早すぎない!?
さすがに昨日の今日でヘラクレス捕まえてくるのはやばい
物語的にこれじゃ成り立たないとか思いつつも、早く生きたヘラクレスを見たいという気持ちの方が全然勝った

ありがとう赤の他人!僕はフェルナンドに向かって走った

フェルナンドは満面の笑みで手に握っている昆虫、アレキスを僕に渡す

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え!?君誰ですか?


これじゃない感が強すぎて愛想笑いが全力でこぼれた

きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思うという歌があるように、言語が通じなくても愛想笑いは通じてしまう

世界一大きい、羽が黄色のこんな形をしたカブトムシ

手が長いめっちゃ噛んでくるオレンジ色のカミキリムシ

 

何をどこで間違えたのかアレキスはヘラクレスオオカブトの事ではなかった。
日本でビートルというとカブトムシを連想する人が多いと思うが、Beetleは甲虫を意味し、カブトムシはRhinoceros Beetleとなるのだ

試しにもう一度ヘラクレスと言うと

「ああ!ヘラクレスね!もちろん知ってるけどこのエリアで見たことは一度もないな」
とフェルナンドは答える

ヘラクレスを取る物語が一話で完結していたらここで諦めがついたかもしれないが、2話に渡って書いたのに見つかりませんでした。はヤバい。

「今度は俺がヘラクレスを見つけてくる番だ」そうフェルナンドに言い残し夜の森に繰り出した。

次回予告

止めて!
これ以上昆虫ネタを書くと読者に飽きられてよこびーのアクセス数はゼロよ!
ここは一旦ふざけた記事を書いてリフレッシュしなきゃ!
でも昆虫以外書くことないなあったとしてもあまり人に話したくないなどうしよう俺っていつも優柔不断なんだよな迷い(文字数)
次回!南米の一夏の恋

 

 

エルセーヌ