yokobeexxx’s diary

国際協力を目指す大学院生の挑戦についてつらつらと書きます。

好きなものを好きと言えない社会が憎いのである人を氷漬けにしようと思う。

 

どすこい。よこびーです。  

物騒なタイトルですみません。

 


いきなりですが、すきなものは隠せない。 

どれだけそれを言うまいとしても、自分にとてもすきなものがある場合、無かったことにして話を進めようとすると帳尻が合わない。 

 


僕は昆虫が好きだ。 

 


だが、これは当然ウケが悪い。 

"当然"となってしまっている社会をぶっ壊したいぐらいには思うが仕方ない。 

 

大学院では同期の中国人からはクワガタを飼ってるだけで仲良くなれないと思われたらしいし、中学の頃は虫を好きって言っただけでへぇ、ゴキブリも好きなんだと言われたりする。 

 

俺はゴキブリは好きじゃない。  

 


俺『昆虫好きです、』 

人『へぇ、ゴキブリも好きなんだ』

というやり取りは 

 


人『神木隆之介好きなんだよね』

俺『じゃあ、俺のことも好きってことか』 

ぐらい乱暴な会話である。 

 


話が脱線した。 

とにかく僕の場合は昆虫をなしに語ることができない過去が多い。

学部3年で行ったペルーを院研究で扱ったが、そもそもなんでペルーに行ったかと問われれば、ペルーが一番昆虫が採れそうだったからだ。 

 


好きという事実を隠蔽して、全体のバランスを保とうとしても必ず話のどこかが綻ぶ 

 


だから僕はもう昆虫が好きということを隠すのをやめた。 

 


むしろ昆虫を好きなのは当たり前と相手に錯覚させることにした。 

 


『虫好きなんだぁ』 

と言われれば、 

『そうだよ!〇〇さんはどんな虫が好き?』 

と返す。 

 


まるで好きなお酒やスイーツを聞くかの如く、虫の趣味を聞く。 

社会に抑圧された虫好きとしては相手の戸惑う姿は実に小気味がいい。 

まあ、大抵の人は返答に困るので僕も『ごめんごめん冗談だよ笑』で濁す。 

 


でも中には頑張ってこの会話のキャッチボールをしようという猛者がいる。  

 


『どんな虫好き?』から始まるキャッチボールなんて、いつ爆破するかもわからない手榴弾でのキャッチボールだ。

  

一人の猛者が返した答えはこうだ、 

 


『え?!すきな虫?トカゲかなぁ』 

 


榴弾が爆破する音が聞こえた。  

 

昆虫とトカゲなんて人間とマンモスぐらい違う。

おそらく昆虫と爬虫類の違いが分からなかったわけじゃない。 

ただ、誠実に、丁寧に、俺を傷つけないように必死で考えた結果だろう。人としての優しさだ。

好きな虫などいなかったので思い浮かんだトカゲを回答したのだろう。 

 


そんな猛者に敬意を表して、次会った時は氷漬けにして『あれ?お前ってマンモスじゃなかったっけ?』と言おうと思う。 

 


うーん。今回は若干バイオレンスにな感じになっちゃったな。10点。